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| 昨日の帰宅中、メタエスさんのシナリオ読ませていただきました。 いやぁ、なかなかやりますな。 私は猫好きなので、このような猫怪獣には好感が持てます。 これまで猫モチーフの怪獣や怪人て、数が少ない上に、怨念系・ホラー系のものばかりな印象がありますからね。
また、文体や構成にご苦労の跡がしのばれます。 お陰で違和感なく、すーっと読み切れました。
ただ、この「すーっと」読める所が同時に弱点でもあるかと。 これだけのドタバタコメディですから、イチノモト博士とリュウの掛け合いなんかは、 もっとっもっと脱線してもよかったと思います。 例えば、 イチノモト「正直すまんかった!」 リュウ「手前ぇ、しょっぱい試合してんじゃねぇ!」 イチノモト「しょっぱい試合・・・お前、この台詞にリアクションが取れるとは、プロレスファンだな?」 リュウ「その通りだ!だが俺は、健介じゃなくて闘魂三銃士ファンだからな!」 イチノモト「そうそう、橋本は惜しいことしたのう・・・」 リュウ「全くだ・・・って、言ってる場合じゃない!」 みたいな。
いや、もしかしたら推敲の段階でわざと削られたのかもしれませんが、 せっかく佐々木健介の迷台詞をフィーチャーするなら、 読者のプロレスファン度合いはとりあえず考えずに、 このくらい徹底したほうがもっと濃い笑いが起きたような気がします。
とは言え、 初めてという点と、お年もお若いことを考慮すると、末恐ろしいものがあります。 まさに「漫才」で岬隊長がおっしゃっていた通り、物語を完結させたという力量は買い、だと思います。 次回作も期待してしまいますね。
最後に・・・ まだ導入部しか読んでないのですが、 葵女子♪さん、前回のゲストに続き、今回のゲストも反則です!(^^) ウルトラファンにとって“天変地異・パニックもの”に天変地異モノにあのゲストとは・・・ 素晴らしすぎる反則です! 今後は「ウル博のグレート・ムタ」と呼ばせていただきましょう。
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