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| > エンペラ星人でしたね。 > 岬、知らなかったと思ったら、昔動いてるのを見たことありました。たぶん何か特番のようなもので見たのではないかと。タロウ見てなかったし。
今、タロウを見てもらってるはずなんですが(笑) エンペラ星人って、「正史」では一度も姿を見せていないはず。仰るとおり、何かの特番だと思います。 僕ら第2期〜第3期世代にとって、エンペラ星人は歴史教科書「てれびくん」などで何度も取り上げられた超有名人(人?)なんですが、それはバルタンのように、その姿が知られているという意味での「有名」なのではなくて、こともあろうに正義の超人のふるさとである光の国を侵略目的で襲撃し、未だその正体すらわからないという「謎の宇宙人」として、記憶に残っているのです。
当時は、レオ放送中も、レオから「ザ☆ウルトラマン」に至るまでのブランクの時間帯も、「てれびくん」その他には常にウルトラマンの報道記事が掲載されていて、内山まもる先生をはじめとした漫画家の皆さんが描き出す物語に心を躍らせていました。ビデオが無かったころの当時の子供たちは、「雑誌とのメディアミックス」という形でウルトラマンに接し続けてきたんです。 だから実際は視聴できていなくても(僕が覚えているリアルタイム放送はレオ終盤からですから)、3万年前の「エンペラ星人の光の国襲撃」事件は、1600年に関ヶ原の合戦が起こった、というのと同じくらいの「史実」として、僕らは育ってきたんです。
「タロウ」に登場した宿敵極悪宇宙人「テンペラー星人」(最近では映画でメビウスと戦いましたね)も、エンペラ星人と(名前が似ていることもあって)なんらかの関係があるらしい、と「てれびくん」で報じられており、僕もずっと30年間そう思い続けてきました。 「関係がある」ではなく「らしい」と濁されている、その「謎」具合が、エンペラ星人の味なんですよね。
その「テンペラー星人」が、映画では前座にしかなっていなかったのが、僕は不満だったんですけどね。
それはさておき。
つまり、2期ファンにとって「永遠の謎」であり、「謎であることが魅力」であったエンペラ星人を、初めて(正史で)拝めるというドキドキ感。これはたぶん、初期ファンの方には理解していただけないものかと思いますが、逆にこれは大いなるチャレンジでして、下手な描き方をすると2期ファンが「わざわざ謎のベールを脱がさないでほしかった!」と反発してくるのは目に見えているわけで、
相変わらず、「メビウス」は過去の設定を使う「リスク」の部分から逃げず、良く頑張っているなぁと感心するわけです。
ここには、初期のファンからの「1期ウルトラをないがしろにしている」という批判だって入る余地はありますし、実際そういっている人と某所チャットで話したこともありますが、その批判さえ敢えて受けてまで、これまで初期ファンから存在自体を消し去るほどに(「平成セブン」がその最たる例。もちろんあなたの周りにも「帰りマン以降は認めない」と言い張っていた初期ファンはごまんといるはず)虐げられてきた2期ウルトラを再評価し、雌伏の時を乗り越えて日の目を見せようとしているチャレンジ精神も感じられるんですよ。
インペライザー13機、この数字もなにやら意味があるように感じてるんですが(僕は昨日、指折り数えて「こう演出する気じゃないか」という仮説は立ててます、もし正解だったら滅茶苦茶燃えるぞ、2期ファンは)……
楽しみにしてます、最終3部作。
その前に、メフィラス本家を見とかないと(^^;<インディーズメフィラス書いた身としては(笑) |