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第7話万葉集へ戻る

岬     ただいまです。

Tommy お帰り。

岬     なんだか重苦しいだけのモノを出したみたいで心苦しいですが……

Tommy なんのなんの、お疲れ様。色んな方向性があった方が面白いからね。

岬     旧隊長はいかがでした、『ラゴンの子』。

Tommy 人種の違いとか、文化や宗教の違いとか、「差別」の原因はたくさんあるけれども、これは究極だねえ。自分がこの世界で生きられないと見てウルトラマンに倒されるというのは「ウルトラマンティガ」の『オビコを見た!』にも通じるドラマだけれど、『ラゴンの子』はラストにもう一つショックがあるから、より厳しいね。

岬     自分にも厳しく生きておりますもので(笑)。さて、1本目は誰が読んでも安心な王道作品だったにも関わらず、2本目があまりにも『どシリアス』な作品でしたので、3本目は超対比的なオキラクな作品を。
今回の中ではTommy旧隊長の二作品目にも当たります『灼熱の恋』だっ!!
これは……そもそも何がきっかけでこんな作風に?

Tommy 先日公開した『発せられた言葉』を書き終えた後、『ラゴンの子』を読ませてもらってね。私は当初、『発せられた言葉』一本でこの企画に参加するつもりだったんだけど、『ラゴンの子』があんまりブラックだったので、

岬     いや、ラゴンは緑だから……

Tommy こりゃ「毒消し」が必要だと思ったわけだ。

岬     なんかそんな展開、昔あったな。

Tommy そういえば岬隊長の作品では、「ウルトラマンジオ」の第十話もあまりに重くて、まなたけ氏が第11話を急遽書き上げたということがあったっけ。はた迷惑なライターだな昔から。

岬     あ!それか!!(^^;)いや、だってさぁ、仕方ないじゃない。岬ってほら、超がつくほどマジメでしょ。どうしても、こういう社会性のある重たいものしか書けないもんですから……

Tommy そうだよなぁ。砂浜の「の」の字なんて最高に社会的で高尚だから私も使わせてもらったよ。

岬     ゲホホッ!で、でだ!!この『灼熱の恋』。今までのTommy隊長の作風としては非常に珍しいですよね。

Tommy 「毒消し」にするのなら、とことん明るいおバカな話にしようと思ったんだよ。でもよくよく考えてみたら、「ジオ」時代から私の作品は全て「王道」なストーリーばっかりだった。ちょっとしたギャグを挟んだことはあったけれど、全編ギャグというのは本当に初めてだね。やってみると意外にも難しくて。ちょっとしたボウケンだったな。

岬     某番組のパロディの挟み具合に関しては、地球温暖化を更に後押ししそうなほど、過熱した論議を交わしましたし(笑)。

Tommy ったく、まさか『発せられた言葉』以上に時間がかかるとは思ってもいなかったよ。確かに私の調査も甘かったかもしれないが、タイトルを出せ、いややっぱり出すな、どうせパロディやるならやっぱ出せって二転三転しやがってさ。岬くんがウルトラシリーズで何よりも愛するシリーズを引っ張り出したのはまずかったな。やっぱり。

岬     えっ?!あれも、ウルトラシリーズだったんだ?!(笑)いや、違うから!
ちなみに岬の一番好きなウルトラシリーズは『チビラくん』です。あー……言うな。言いたい事は解るから。
……本題に戻りましょう(笑)。ここでは名前を伏せますが、みょうちくりんなゲストが二人出てきますね(笑)。

Tommy 半分はファンサービス、半分は内輪受けというか自己満足というか。
いやもう随分とあいつらを放置してたからね、出せ出せってうるさいんだよ。

岬     あー、それ、よく解りますね。むかし大事に育てたキャラって今でもしっかり生きてるんですよ。頭の中でしっかり生活してたりするんですよね!

Tommy 出したら出したで「時代は変わったなぁ、ちょっと前なら僕らの手で怪獣なんかばったばったと……」なんて愚痴こぼしやがってさ。だから最後はちょっとおしおきしてやったわ。

岬     作者の特権ですな(笑)……さて、最後にこれを。みんなに聞いてます。
好きなウルトラヒーローをひとりだけ選べと言われたら?!おっと、クビクロセブンは除くように。チビラくんもね(笑)。

Tommy じゃ、「ミラーマン」もダメなのか。作品を読んでいただくと私のミラーマン好きが随所に現れてるんだが(笑)。
「ティガ」も大好きなんだけど、一人選ぶなら「帰ってきたウルトラマン」。何だ結局、1971年もの連発だな。主人公は今では「ジャック」と呼ばれてるね。批判もあるけれど、どうせM78星雲で呼ばれている「現地言語」の名前なんて地球人は発音出来ないし、どうせ「地球上での便宜的なコードネーム」なんだから目くじら立てるべきことじゃないと思うよ。「新マン」という呼び方が馴染んでるのは確かだけど、それじゃ永久に初代マンのおまけみたいだしね。私は固有名詞が出来たことを喜んでますよ。
「ウルトラセブン」の世界観が、フレッシュな「まだ青さが残るバナナ」だとしたら、「帰りマン」の世界はやや傷みかけて(笑)黒いぽつぽつが出てきたころのバナナ。で、「ウルトラ兄弟百花繚乱」時代のウルトラマンは、もう随分黒くなっちゃったバナナ。これはこれで甘くておいしいけど、「傷みかけ」の頃が一番おいしいのよ。

岬     (-"-;

Tommy 何かおかしいか?この例え。




岬     ……(-"-;






はい、それではTommy隊長。第3週の締めをお願いしたいと思います。GUYS。サリー・ゴー。

Tommy G.I.G!

(Tommy旧隊長、『怪獣音頭』をバックに出撃)

Tommy どひゃっと出てきた怪獣はぁ〜♪……っとぃ! ……これじゃ気合入らねぇなぁ……

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