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当企画『ウル博オリジナル版・ウルトラマンメビウス』は、円谷プロ作品「ウルトラマンメビウス」の番外編として執筆されております。
そして今回のお話は、第25話「毒蛾のプログラム」と第26話「明日への飛翔」の間に挟まれる物語となっております……

●勇壮なファンファーレと共にメイン・タイトル

●路地(夜)
都営電車が走る高架下を、着古したTシャツを着た青年(修二)が歩いてくる。
修二の前方から、同年代の男女が歩いてくる。
男    「はい、これ。プレゼント(女に包みを手渡す)」
女    「なァに? (包みを開いて)すっごい! シャルルのバッグぢゃん!」
男    「今回、ちぃっとばっかしボーナスがよくてさ。あ、そうそう。今日、デ・シュランのディナーコースを予約してるんだけど……」
女    「デ・シュラン? あの予約がいっつも埋まってるという、高級フランス料理店っ?」
男    「そう。由紀子と付き合ってから、五年目という記念すべき日だからね。奮発しちゃったよ」
女    「うっれしぃ〜」
恋人同士の二人、ニコニコとした笑みを浮かべて幸せそうである。
修 二  「五年目……」
修二、擦れ違った男女の背中を見送り、ポツリと呟く。

○回想・フラッシュバック
彩 加  「(笑顔を浮かべて)楽しみにしてるね」

●路地(夜)
修二、恋人の顔を思い出して、財布の中身を確認する。
財布の中には、千円札が一枚しか入っていない。
修二、負けた気分になり、缶を蹴っ飛ばす。

●アパート
若者向けの小さなアパートに、修二が帰ってくる。

●修二の部屋
修二、ドアを開けて部屋に戻ってくる。
修 二  「ただいまーっ(部屋を見渡して)……なんだ。彩加のヤツ、帰ってきてないのか……」
修二、ビニール袋からプリンを取り出し、テーブルの上に置く。
その傍には、修二とその恋人……彩加(さやか)の写真がある。
修二、カレンダーを一瞥する。
カレンダーの『9月30』日のところに、「5年目の記念日」と書かれてある。

○回想(1年前)・イタリアン料理店
テロップ表記『1年前』……
修二、イタリア料理のフルコースを前に、緊張した面持ちを浮かべている。
向かい側には、彩加が穏やかな笑顔を浮かべている。
修 二  「(ヒソヒソと)おい、本当に大丈夫か? こんな高級そうなレストランなんか……」
彩 加  「いいのよ。せっかくの4年目の記念日なんだから」
修 二  「俺はお金なんか持ってないぞ?」
彩 加  「だいじょ〜ぶ! 私の就職も決まったし、その辺は心配しないで」
修 二  「けどさ……生活費だって、彩加が大半出してるわけだし……そのうえ、こんな御馳走まで……」
彩 加  「ただし、修二が小説家として大成したら、今度はおごってね?」
修 二  「(頷き)来年……そう! 5年目の記念日までには、ゼッタイ小説家としてデビューするからっ! そうしたら、何だっておごってやるよっ! そうだっ! 彩加の欲しいもの、全部買ってやるっ!」
彩 加  「(微笑み)楽しみにしてるからね」
修 二  「ああ!」

●修二の部屋
修二が溜息をついたとき、ポケットの携帯電話が鳴り響く。
修 二  「(出て)もしもし? ……なんだ、母さんか」
修二の母 「《電話機》『なんだ』じゃないよ! 東京に出てから、ちっとも連絡入れやしないんだからっ!」
修 二  「仕方ないだろ。俺だって、いろいろと忙しいんだよ」
修二の母 「《電話機》忙しいって……どうせ、売れない小説を書いてるだけでしょ?」
修 二  「売れないって……余計なお世話だよ! 母さんには関係ないだろ? 誰にも迷惑かけてないし……」
修二の母 「《電話機》でも、彩加さんに生活を援助してもらってるんだろうがっ」
修 二  「そ、それは……」
修二の母 「《電話機》図星なんだろっ? まったく……いつまでも夢ばっかり追ってないで、故郷〈くに〉に帰ってきたらどうだい? アンタがウチの工場〈こうば〉を継いでくれると、本当に助かるんだけどねぇ」
修 二  「また、その話かよ……っ(イライラと)俺は家業なんか継がないって言ってるだろっ!」
修二の母 「《電話機》あ、ちょ、ちょっと! 修二……」
修二、容赦なく携帯電話の電源を切る。
修 二  「(舌打ちして)好き勝手言いやがって……今に見てろよ……っ!」
修二、ノートパソコンの前に座ると、張り切ってキーボードを打ち始める。
※     ※     ※
時計の針が深夜一時を指したころ、彩加が疲れた様子で帰ってくる。
彩 加  「ただいまぁ……」
彩加が室内を覗き込むと、ノートパソコンの前で修二がグタッと眠りについている。
彩 加  「もぅ……(溜息をついて)修二、修二ってば……こんなところで寝てたら、風邪をひいちゃうよ」
修 二  「う、うぅん……(起きない)」
彩 加  「(肩を担ぎ)ほら、ベッドに行こう? ね?」
修二をベッドに寝かせて、彼の寝顔を見つめる。
彩加、疲れたような表情でノートパソコンの文章を一瞥する。
彩 加  「…………(溜息)」

●タイトルバック
ヒビノ ミライ




アイハラ リュウ




イカルガ ジョージ
カザマ マリナ




アマガイ コノミ
クゼ テッペイ




ミサキ女史




トリヤマ補佐官
マル補佐官秘書




サコミズ シンゴ





修 二





彩 加





雑誌社の編集長
路地のカップル

修二の母(声)





快獣ブースカ
チャメゴン

タラバマン





謎の老人








脚本/葵女子♪







怪魚超獣
ガラン
想見怪人
ミラージュ
登場

●東京上空
ガンフェニックス、東京の上空を旋回している。

●ガンフェニックス・操縦席
ミライ、レーダーを慎重にチェックしている。
ミライ  「こちら、ミライ。エリア39ポイントの上空に異常は見られません」

●司令室
サコミズ 「了解した。ミライ、念のためにもうしばらく様子を見てから、フェニックスネストへ帰還してくれ」
ミライ  「《通信》わかりました(通信切れる)」
マリナ  「(テッペイを見て)ねぇ、テッペイくん……本当にあのエリアで異次元のゲートが開いたの?」
テッペイ 「……(気まずく)いえ、開いたんじゃないかと思っただけで……」
ジョージ 「開いたんじゃないかって……おまえの勘で言ったのかよ?」
テッペイ 「いえ、バキシムやドラゴリー……いずれの超獣が出現した際、奇妙な振動波が捉えられてるんです。今回も同じような振動波があの地区から検出されたので、もしやと思ったんですが……」
リュウ  「でも、何もなかったってことか……(緊張の糸が切れたように)もっと、ちゃんとした根拠があるのかと思ったよ」
サコミズ 「まぁ、いいじゃない。不安要素が少しでもあるなら、万が一のことを考えて潰しておく。それも、僕達の仕事だよ」
テッペイ 「まぁ、今回は僕の杞憂に終わったみたいですけどね」

●ガンフェニックス・操縦席
ミライ  「(更にレーダーを調べて)……どうやら、ヤプールの影はないみたいだな(操縦桿を傾ける)」

●東京上空
ガンフェニックス、フェニックスネストへと帰還していく。
ミライが立ち去ったあと、その上空の空が一瞬だけユラユラと歪む。
歪んだ空の真下には、大手出版社のビルが建っている。

●出版社
修二、茶封筒を小脇に大事そうに抱えて、出版社の入り口を潜る。

●編集部
修二、編集長に原稿を手渡す。
編集長  「(内容をろくに読まずに)……はい、ボツ!」
修 二  「そんな……! あらすじを読んだだけでボツだなんてひどすぎるじゃないですか! これ、昨日の夜、徹夜で書き上げたものなんですよ!」
編集長  「……(溜息をつき)徹夜で小説を書くヤツなんて、世の中にはゴロゴロしてるよ」
修 二  「そう言わずに、読んでくださいよっ! 僕の自信作なんですからっ!」
編集長  「と言われてもねぇ……(あらすじに目を通し)えっと……幸せに暮らしていた夫婦怪獣が、大国の軍隊によって棲家の山を追われ、東京へと逃げてくるって話だっけ? そんなネタ、絶対に使えやしないよ」
修 二  「だから、何がダメなんですかっ! 故郷を追放された異型生物の悲しみと憎しみ! 人間にも負けない強い夫婦愛っ!これはゼッタイ、SF史上に残る傑作になりますよっ!」
編集長  「(眉をひそめて)しかしねぇ……」
修 二  「あ、そうだ! 子供怪獣とかも付け加えましょう! 怪獣の親子愛も加われば、ずっと感動的になると思いませんっ?」
編集長  「子供怪獣……? (露骨に顔をしかめて)子供の怪獣が出るんだったら、尚更ダメだわ……」
修 二  「な、何でですか……?」
編集長  「なんだ、おまえ……オロン島事件を知らないのか?」
編集長、溜息をついて、近くの棚から一冊のファイルを取り出す。
そこには、古い新聞記事などがスクラップされている。
編集長  「(パラパラと捲り)これを読め」
修 二  「(見出しを読み)『巨大亀怪獣、東京を襲う』……? 何ですか、これ……」
編集長  「約30年前、オロン島に棲んでいた大亀怪獣の夫婦が、連合艦隊の襲撃により棲家を追われて東京を襲撃、更にその怪獣の卵が孵化して親子で街を破壊した事件があった……」
修 二  「それって……」
編集長  「(頷き)おまえが書いた小説のあらすじと、ほとんど内容が同じなんだよ」
修 二  「まさか、僕が現実の事件をパクってると疑ってらっしゃるんですか?」
編集長  「いんや、おまえが、盗作や二次的な作品を書かないことは知ってるさ。けどな、このオロン島事件のために、大勢の人が亡くなってるんだ。そんな人達の悲しい想いを蘇らせるような作品を売り出すことはできん」
修 二  「じゃ、じゃあ、これはどうですっ?」
修二、別の作品の仮原稿を取り出す。
編集長  「何だ、これ?」
修 二  「一応、SFファンタジー路線を狙って、別の小説も考えていたんです。まだ、完成形じゃないですけど……」
編集長  「どんな内容なんだ?」
修 二  「宇宙人がコアラの可愛さの虜となってしまって、地球中からコアラを連れ去るためにやってくるって話なんですよ!」
編集長  「(顔をしかめて)コアラの連れ去りだと……?」
修 二  「そうです! 地球侵略でも、地球人の抹殺でもないっ! ただ、可愛いコアラだけが欲しくてやってくる宇宙人! これ、すっごく斬新な設定だと思いません?」
編集長  「……(冷たく)ボツ」
修 二  「な、何でですかっ?」
編集長  「実際にいたんだよ。そんな宇宙人が……そのときは、確かパンダを連れ去ろうとしたんだったかな」
修 二  「じゃ、じゃあ、子供の落書きが怪獣になるっていうのは? あるいは、捨てられた野球バットの怨念が怪獣を生み出すとか……あ、そうだ! お金にがめつい人が怪獣になるっていうのも面白そうだと思いませんっ? ねっ?」
編集長  「(溜息をついて)残念だけどね、おまえが言ったアイデアは、全部似たような事件があったんだよっ!」
修 二  「う、うそでしょ……? (ボソッと)ゼッタイにありえなさそうなことばかり言ってみたのに……」
編集長  「まぁ、『事実は小説より奇なり』ってな。怪獣頻出期に生まれてないおまえにとっては、どの事件も馴染みがないもしれないが……とにかく、実際に怪獣や宇宙人が現れてる今の御時世、SF小説なんてモノはやらないよ」
修 二  「で、でも……! 実際にあった事件を基にして、オリジナルを加えた小説を書いてみてもいいと思いません? ほら、『あさま山荘事件』とか『3億円事件』なんて、何度も小説やドラマのネタにされてるじゃないですかっ!」
編集長  「(首を振って)……ムダだよ」
編集長、『ついて来い』とばかりに修二を誘って、編集部を出て行く。
●喫煙ルーム
編集長、背広からタバコとライターを取り出す。
編集長  「最近、この会社でも『禁煙・禁煙』とうるさくてな……まぁ、これも世論の影響ってヤツだ」
編集長、タバコに火をつけて、
編集長  「……修二。おまえ、怪獣頻出期に日本の特撮業界がどうして衰退していったか知ってるか?」
修 二  「え? いいえ……」
編集長  「叩かれたんだよ。当時のマスコミや政治家に……怪獣による被害者が増加している中で、凶悪な怪獣や宇宙人を描くのは何事かってな。たとえ、その特撮番組が『愛』や『平和』をどれだけ語っていたとしても……」
修 二  「…………」
編集長  「マスコミや政治家のお偉方は、特撮番組の内容をまともに見ようとせず、怪獣や宇宙人がブラウン管に出てるというだけで貶しまくったんだ。その結果、特撮番組を作る制作会社はどんどん潰れていった……いま、日本に残っているのは、おそらく四谷プロだけだろう」
修 二  「そ、それで、それ以外の特撮会社にいたスタッフやシナリオライター達は……どうなったんですか?」
編集長  「(煙を吐き出して)その道にしか生き甲斐を見出せなかった奴等だ。どうなったのか……大方の検討はつくだろ?」
修 二  「…………」
編集長  「(修二の肩を叩き)おまえは、そうはなるなよ?」

●路地
修二、ポケットに手を突っ込んだまま、道を歩いている。
修 二  「路頭に迷わないように、か……」
うなだれたまま、道をブラブラと歩き続けると、途中で軟らかく丸い物体に頭をぶつける。
修 二  「いたっ!(尻餅をつく)」
ブースカ 「うっわぁ、ごめんなさいっ!」
修二とぶつかった相手、慌てたように手を差し伸べる。
その手は、ぬいぐるみのように丸く太い。
修二、怪訝に思って顔を上げると、クリクリとした瞳の怪獣が見下ろしている。
修 二  「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーっ! か、怪獣だぁぁぁぁーっ!」
ブースカ 「(修二の悲鳴に驚き)うあああぁぁぁぁぁっ!」
修 二  「……ん? (怪獣の顔をマジマジと見て)あ、あれ……? お、おまえ……ブースカ?」
ブースカ 「えぇ? ボクのこと、知ってるんですか?」
修 二  「知ってるも何も……おまえのこと、テレビの再放送で見たよ! (興奮して)うっわぁ、なつかしいなぁ! 逢えて嬉しいよ、ブースカ! (手を差し出す)」
ブースカ 「(握手をして)ボクも、自分のことを覚えてくれてる人がいて、すっごく嬉しいです!」
修 二  「いま、何をやってるんだ?」
ブースカ 「あ、えっとですね(金槌と板を見せて)四谷プロの美術スタッフをやってるんです」
修 二  「美術スタッフ?」
ブースカ 「はい。この裏で撮影してるんですよ(傍のブロック塀を指差し)見ていかれますか?」
修 二  「え、いいの?」
ブースカ 「はい〜。どうぞ、どうぞ。遠慮しないで(修二の手を取り)さぁ、さぁ!」
ブースカ、修二を撮影所に案内する。

●川原
ススキが生い茂る川原に、ミニチュアのオープンセットが組まれている。
そのミニチュアセットの中を、リアリティーに欠けた恐竜の着ぐるみが歩いている。
修 二  「今、何の撮影をしているの?」
ブースカ 「えーっと、これはですね、『タラバマン』という新しいヒーローのワンシーンなんですよ」
修 二  「タラバマン……?」
ブースカ 「はい。海から生まれたヒーロー・タラバマンが、悪い怪獣をバッタバッタと倒す、勧善懲悪の特撮番組なんです」
修 二  「勧善懲悪ということは……怪獣は完全に悪者ってことか?」
ブースカ 「(頷き)いま、本当に怪獣が出ちゃってますからねぇ……少しでも怪獣を格好良く演出しちゃったら、PTAとかからクレームが来ちゃうんですよ。怪獣を良いヤツにするんじゃないって……だから、怪獣を完全な悪役にするしかないんです」
修 二  「……それじゃあ、物語も一辺倒になっちゃって面白くないだろ?」
ブースカ 「仕方ないんですよ。怪獣はみんなから憎まれてますから……おかげで、ボクもチャメゴンも活躍の場がなくなっちゃって……(俯く)」
修 二  「どうして?」
ブースカ 「(うなだれて)ほら、ボク達も怪獣じゃないですか……40年前と違って、社会事情も大きく変わっちゃってるんですよ。シオシオのパァ〜……」
修 二  「…………」
修二が撮影所の傍らを見ると、チャメゴンが助監督に怒られている。
修 二  「(寂しそうに)これが、今の現実かよ……」
修二、踵を返して特撮現場から立ち去っていく。

●修二の部屋
修二、部屋に帰ってくるなりテレビをつけると、『タラバマン』が放送されている。
修 二  「……『タラバマン』、か……」
修二、缶ジュースのプルタブを開けて、タラバマンの放送を見る。
ブラウン管の中では、ミジー星人やガラオンが暴れているが……
特撮シーンは安っぽく、ミジー星人がひたすら下品な笑いを発しているだけ。
修 二  「なんだよ、これは……」
修二、舌打ちをして、ジュースを喉に流し込む。
そのとき、扉が開いて彩加が帰ってくる。
修 二  「(彩加に気づき)おう、お帰り」
彩加、ダラダラとテレビを見ている修二を見つめて、無言のままで突っ立っている。
彩 加  「…………(疲れた表情)…………」
修 二  「(怪訝そうに)どうしたんだよ? そんなトコに突っ立ったままで……」
彩 加  「(ポツリと)……何をしてるの?」
修 二  「え? なにって……(ジュースをまた飲んで)テレビを見てるだけなんだけど?」
彼の前方のブラウン管では、ミジー星人が「ウワハハハ!」と下品な笑い声をあげている。
修 二  「そんなことより、今日の夕飯は何だよ? 俺、腹が減っちゃって……」
彩加、遂に耐えられなくなって、手にしていたハンドバッグを投げつける。
ハンドバッグ、修二の肩に跳ね返り、机の上の写真立てを倒す。
その上に、修二の手から落ちた缶ジュースの中身が降りかかる。
修 二  「な、何すんだよっ?」
彩 加  「……私、もう耐えられない……っ!」
修 二  「(キョトンと)はぁ?」
彩 加  「もう、修二と一緒にいることがイヤなの……っ! 我慢できないのっ! つらいのよっ!」
修 二  「な、何だよ、それ……おまえ、俺の夢を応援してくれるって言ったじゃないかっ!」
彩 加  「言ったわ! 確かにそう言ったわよ! 夢をイキイキと語る修二を見て『素敵だな』と思ったし、その夢に向かって毎日努力している修二を見ていて『ホントにカッコいいな』と思った……っ! でも、もう限界……っ!」
修 二  「…………」
彩 加  「収入なんかほとんどなくて、私が生活費を稼いでる状態じゃないっ! 私はいつまで修二を養えばいいのっ?」
修 二  「いつまでって……そりゃ、俺だってお金は稼ぎたいと思ってるよ。だから、毎日こうやって、小説を書いてるんじゃないか」
彩 加  「その小説が売れるのはいつっ? いつになったら、修二の小説が収入になるのっ?」
修 二  「そ、それは……」
彩 加  「夢を追うことは素敵よっ! でもね、夢物語だけじゃ現実を生きてはいけないのっ! 私は修二の夢が叶うまで、いつまでもずっとサポートしてあげられるほど、よくできた女じゃないっ! 私だって、不安なのっ! 誰かに頼りたいのっ! 甘えたいときだってあるのっ!」
修二、彩加の怒りに戸惑いを隠しきれない。
彩 加  「(泣き声に変わり)このまま修二と一緒にいても、私には未来が見えないのよ……っ!」
修 二  「彩加……(言葉が続かない)」
彩加、投げつけたハンドバッグを拾い上げ、荷物を詰め込み始める。
修 二  「お、おい……何してるんだよ?」
彩 加  「ここを出て行くの」
修 二  「出て行くって……どこへ行くつもりなんだ?」
彩 加  「修二のいないところよ……(物を詰め込み終えて)……じゃあ、さよなら」
彩加、振り向くこともなく去っていく。
修二、閉ざされた扉を呆然と見つめてしばらく動けない。
修二、倒された写真立てを見つめる。
写真の中の彩加の顔、零れたジュースで滲んでしまっている。
修 二  「……くそっ!」
修二、空っぽになった缶ジュースを閉ざされた扉に投げつける。
アルミ缶であるために空中で失速して、扉に当たる前に落ちる。
空き缶、玄関先で乾いた音を立てる。
修二、悔しそうに嗚咽を漏らし始める。
テレビから聞こえてくるミジー星人の下品な笑いと、修二の嗚咽が相異なって響き渡る。

●大学病院・廊下(翌日)
隊員服姿のテッペイ、診察室から出てくる。
その後ろから、テッペイの父親も姿を現す。
テッペイ 「(振り返り)それじゃ、父さん。この辺りで異常な振動波を何度も検知してるから、くれぐれも気をつけて」
父 親  「ああ。テッペイも身体を壊さないようにな」
テッペイ 「わかってる。じゃあ(軽く手を振って立ち去る)」

●大学病院・廊下
テッペイが廊下を歩いていると、看護師姿の彩加と出くわす。
テッペイ 「(彩加に気づいて)あ、彩加姉さんっ!」
彩 加  「え? あ、テッペイくんっ! (笑顔をこぼし)久しぶりじゃないっ」

●大学病院・中庭
中庭のベンチに、テッペイと彩加が腰かけている。
彩 加  「(制服姿を見て)テッペイくん、すっかり一人前の男になっちゃったね」
テッペイ 「(照れたように)いやぁ、僕なんかまだまだですよ。みんなに迷惑かけてばっかだし……」
彩 加  「でも、GUYSの制服姿、すっかり板についちゃってるよ? すっごくカッコよくなった」
テッペイ 「そ、そうですかぁ〜? いやぁ、参っちゃったなぁ〜(頭をかく)」
彩 加  「昔は怪獣オタクとバカにされちゃって、よく泣きべそをかいてたのにね。身体も強くなくて、女の子にかばってもらったりして……あ、そうだ! 小学4年のとき、お漏らししちゃったこともあったよね?」
テッペイ 「うわぁぁぁぁーっ!(彩加の口を押さえる)……やめてくださいよ。その話は……」
彩 加  「いいじゃない。昔のことなんだから」
テッペイ 「(話をそらして)あ、そ、そうだ! 父さんから聞きましたよ」
彩 加  「聞いたって……なにを?」
テッペイ 「ほら、お腹の……」
彩 加  「(合点がいったように微笑み)ああ、そのことっ?」
そんな二人の様子を、離れた場所から修二が見つめている。
修 二  「楽しそうだな……」
修二の脳裏に、最近の彩加の表情がフラッシュバックする。
回顧される彩加の表情、どれも悲しそうで笑顔がない。
修 二  「最近、俺と一緒にいても、アイツは笑ってくれなかったもんな……」
修二、彩加に声をかけることを諦めて、踵を返して立ち去っていく。
テッペイと彩加、修二が見ていたことに気がついてはいない。
テッペイ 「え? じゃあ、彼氏の家を出ちゃったんですか?」
彩 加  「(頷き)いま、友達の家に泊まらせてもらってるの」
テッペイ 「そうなんですか……(表情を自分のことように曇らせ)でも、姉さん……本当にそれでいいんですか?」
彩 加  「……それは……(俯いてしまう)」

●古本屋(夜)
古本屋でバイト中の修二、ゲーム本のコーナーで書物の整理を行っている。
修二の脳裏によぎる、編集長と母の言葉……

○編集室(フラッシュバック)
編集長の言葉、若干編集されている。
編集長  「実際に怪獣や宇宙人が現れてる今の御時世、SF小説なんてモノはやらないよ。それが、現実ってヤツだ」

○喫煙室(フラッシュバック)
編集長  「その道にしか生き甲斐を見出せなかった奴等だ。どうなったのか……大方の検討はつくだろ? ……おまえは、そうはなるなよ?」

○電話の声(フラッシュバック)
修二の母 「どうせ、売れない小説を書いてるんでしょ? いつまでも夢ばっかり追ってないで、故郷〈くに〉に帰ってきたらどうだい?」

●古本屋
修二、悔しそうに歯を噛み締める。
修 二  「夢を追って、何が悪いんだ……っ」
修二が悪態を呟いたとき、母の言葉が思い出される。
修二の母 「《声》彩加さんに援助してもらってるんだろっ!」
修 二  「……彩加」

○修二の部屋(フラッシュバック)
彩加の泣き顔、フラッシュバック。

●古本屋
修二、仕事する手を止めると、深い溜息をつく。
そのとき、ボロボロの服を着た老人が数冊の本を抱えて入ってくる。
店員1  「(顔をしかめて)なんだ、あれ……?」
店員2  「(鼻を抑え)うっわ、くっさーい……」
老 人  「(本をカウンターに置き)買い取り……お願いします……」
店員2  「あ、は、はい……(イヤそうに)えっと……この本ですね?」
老人の持参した書物の大半が、ゴミ捨て場などから拾ってきたようなボロボロの本である。
店員2  「(修二に歩み寄り)おい、修二。おまえが買い取りの査定しろよ。な?」
修 二  「は、はぁ……(渋々と従って)では、この紙にお名前をお書きください」
修二、老人に手続き用紙を手渡して、古書の査定を始める。
修 二  「《M》(汚れた本を手に取り)なんだよ、これ……全部、売れそうにないじゃないか……」
修二、顔をしかめたまま本を査定している……と、奇妙な本を一冊見つける。
修 二  「ん? 何だ、これ……」
その黒い古書には、タイトルや著者などが何一つとして書かれていない。
ページをペラペラと捲ってみると、その中身は白紙ばっかりである。
修二は何かに取り憑かれたように、白紙のページを見つめ続ける。
店員1  「どうした? (白紙の本を覗き込んで)……こんなモン、売れやしねぇよ。サッサと追い返せ」
修 二  「あ、は、はいっ」
修二が前方に視線を向けると、老人の姿が忽然と消えている。
修 二  「あ、あれ……?(キョロキョロと見渡し)帰っちゃったのかな……?」
カウンターの上には、老人が名前を書いた紙だけが残されている。
修 二  「(紙を拾い上げ)久里虫太郎〔くりむしたろう〕……? 変な名前だな……」
修二、怪訝そうに首を傾げる。
●高架下(夜)
修二、バイト先からの帰りながら老人が残した本をペラペラと捲っている。
修 二  「なんだったんだ、あの爺さんは……(ページを捲り続け)ん……?」
修二、ページの一部に手書きの文字を見つける。
修 二  「(文字を読み)『売れないSF作家、恋人と別れた翌日、バイト先で黒い表紙の本と出逢う』 だって……?」
修二、ギョッとして更に文字を読み進める。
修 二  「『小説家の青年、その本に惹き込まれてしまい、本を自宅へと持ち帰ることにする……』何だよ、これ……? まるで、俺の行動を先読みしているみたいじゃないか……(手を震わせる)」
修二、次のページをめくるが……その後は、完全な白紙である。
修 二  「(ハッと思い立ち)もしかして……」
修二、ポケットからボールペンを取り出し、おそるおそる本に文章を書いてみる。
その直後、空から紙幣がパラパラと降ってくる。
修 二  「(唖然と)マジかよ……」
本には、新たに『小説家の青年の頭上から、お金がパラパラと舞ってくる』という文章が記されている。

●修二の部屋
修 二  「(本に文字を記して)きっと、これで……」
修二がボールペンを机に置いた途端、ドアが「コンコン」とノックされる。
修 二  「はい(ドアを開けて驚く)……さ、彩加……」
彩 加  「……(涙目を浮かべて)修二、ごめんなさいっ! 私、やっぱり……修二がいないとダメなの……っ」
彩加、修二の背中に手を回す。
修二、彩加に抱きつかれたまま、呆然と立ち尽くしている。
※     ※     ※
部屋には、お風呂場から彩加がシャワーを浴びている音が聞こえる。
修 二  「(本を開き)やっぱり、これは自分の人生を……自分の運命を自由にコントロールできる本なんだ!」
本には、『小説家の元に、別れた恋人が戻ってくる』と記されている。
修 二  「こいつを使えば、彩加にも苦労をかけることはない……俺の夢だって叶えることができる……!」

●アパート上空
修二のアパートの上空に、再び不気味な歪みが生じる。

●編集部
修二、自信満々の表情で編集長と向かい合っている。
編集長  「はぁ? 予言……?」
修 二  「そう! 予言ですっ!」
編集長  「(怪訝そうに眉をしかめて)修二、おまえ……何を言ってるんだ?」
修 二  「だからですね! 未来で起こることを小説にして、それを週刊誌に連載するんですよ! 世界初の予言小説っ! これ、絶対にベストセラーになりますって!」
編集長  「(呆れたように)おまえ、ボツばっかり出されてヤケになっちまったのか……?」
編集長、修二から手渡された仮原稿に目を通す。
編集長  「ここに『空が本のページを捲るように裂けて、怪獣が出現する』と書いてあるがな……空想で書いた絵空事が、現実に起きるわけが……」
編集長がそう言った途端、窓の外から「バリバリバリっ!」という音が響く。
編集長  「な、なんだぁっ? (驚いて外を見る)」

●東京上空
人々で賑わう、東京・繁華街の……上空が、まるで本のページを捲るように裂ける。

●編集部
編集長  「(唖然と空を見上げて)おいおい、マジかよ……」
編集長の横で、修二が勝ち誇ったように笑みをこぼす。

●東京上空
空の裂け目から、超獣ガランが姿を現す。
ガラン、建造物のない場所へその巨体を着地させる。
人々、ガランの出現に驚いて逃げ惑う。
しかし、ガランは人々や街を襲おうとはせず、その場に立っているだけである。
そこへ、ガンフェニックスとガンブースターが接近してくる。

●ガンブースター・操縦席
ジョージとマリナが搭乗している。
マリナ  「(前方を見つめて)これも超獣なのっ?」

●司令室
テッペイ 「(頷いて)ええ。怪魚超獣ガラン……ヤプールが古代魚を改造して生み出した生物兵器です」

●ガンフェニックス・操縦席
リュウとミライが乗り込んでいる。
リュウ  「ヤプールの野郎……っ! 性懲りもなく、超獣なんか差し向けやがって……っ! ジョージ、左右から挟み撃ちにするぞっ!」

●ガンブースター・操縦席
ジョージ 「OKっ!(操縦桿を傾ける)」

●東京
ガンフェニックスとガンブースター、ガランを挟み撃ちにするため、左右に展開する。

●ガンフェニックス・操縦席
リュウ  「くらえっ!(トリガーを引こうとする)」

●東京
ガラン、GUYSが攻撃を行うよりも早く、口から霧のようなものを吐き出す。
その霧に包まれて、ガランは姿を消してしまう。

●ガンブースター・操縦席
マリナ  「(拍子抜けしたように)消えちゃった……」

●ガンフェニックス・操縦席
リュウ  「(司令室に)コノミ! レーダーに反応はあるかっ?」

●司令室
コノミ  「(首を振って)ダメです……レーダーには、既に反応がありません……」
サコミズ 「(溜息混じりに)仕方ない。三人とも、帰還しろ」
一 同  「《通信》(渋々と)GIG……」

●編集部
編集部の窓からは、ガンフェニックスとガンブースターが帰還する姿が見える。
修 二  「(勝ち誇ったように)どうです? 僕の予言、大当たりだったでしょ?」
編集長  「(唖然と頷き)あ、ああ……そうだな……」

●横浜
テロップに『一週間後』の表記。
横浜にガランが出現する!
だが、GUYSが駆けつけると消えてしまう。

●函館
函館にもガランが出現するが……ここでもGUYSの到着と共に消失する。

●那覇
南国の島・沖縄の那覇にもガランが現れるが、やはりGUYSが駆けつけると同時に消える。

●司令室
リュウ  「どうなってるんだっ!」
リュウ、苛立たしそうに机を拳で叩く。
リュウ  「この前は横浜っ! 一昨日は函館っ! そして、今日は那覇……っ! 日本のアッチコッチにいきなり出現して、俺達が駆けつけると同時に消えちまう! ヤプールのヤツ、俺達をおちょくってやがんのかっ?」
マリナ  「(溜息をついて)そうとしか思えないよね。あの超獣、自分の存在を主張するかのように姿を見せるだけで、破壊活動なんかひとつも行わないんだから……」
ジョージ 「ドラゴリーのように、何かを奪おうというような意図も見られないしな……」
リュウ  「あー、くそっ!(髪を掻き毟り)アイツのやりたいことが、さっぱりわからねぇ……っ」
サコミズ 「(溜息をついて)テッペイ。ガランの出現・行動目的が何なのか、その理由を突き止められないのか?」
テッペイ 「(首を振って)何もわからないんです……ガランが出現したそれぞれの場所に、共通するようなものはまったく見当たらないし……」
一同が溜息を吐いたとき、トリヤマ補佐官とマル秘書が入ってくる。
トリヤマの手元には、一冊の雑誌が見える。
トリヤマ 「(ニタニタと)諸君っ! 次回、超獣が出現する日を当ててやろうか?」
ミライ  「えっ? 超獣が出現する日を当てる? (驚き)そんなことができるんですか?」
トリヤマ 「(鼻を鳴らし)ああ、できるとも! 何なら、場所まで当ててあげようか?」
ジョージ 「(ボソッと)……できるわけないだろ……」
マリナ  「テッペイ君ですら、ガランの行動予測もついてないって言ってるのに……トリピーが超獣の出現ポイントを言い当てるだなんて、ゼッタイ無理に決まってるわよ……(意に介さない)」
トリヤマ 「まぁ、見ておれ。この私が確実に当ててやるから……!」
トリヤマ、隊員たちに背中を向けて、雑誌をカンニングするように開く。
コノミ  「(怪訝に思い)コソコソと何をやってるんですか?」
トリヤマ 「あーっ! いやっ! (雑誌を閉じて)何でもない、何でもないっ。なぁ、マル? 何でもないよなっ? なっ?」
マ ル  「あ、は、はぁ〜い。ホントに何でもないんですよ」
トリヤマとマル、ごまかすように笑顔をうかべる。
サコミズ 「それで……トリヤマ補佐官は、今度はどこに超獣が出ると予測されているんですか?」
トリヤマ 「それはな……、名古屋だっ!」
テッペイ 「名古屋、ですか?」
トリヤマ 「(自信満々に頷き)出現時間は、明日の午前9時22分……! 間違いないっ!」
リュウ  「へ……っ(鼻で笑い)根拠もねぇのに、適当なことばっかり言いやがって……」
トリヤマ 「あ、あーっ! 君たち、私の言うことを信じていないなっ? そうだろっ?」
マリナ  「(肩肘をついてボソッと)信じられるわけないでしょ……」
トリヤマ 「(ムッとして)ふ、ふんっ! 信じないならそれでもいいっ! だが、本当に超獣が出現しても知らないからなっ! 後悔しても遅いんだからなっ!」
トリヤマ、語気を荒く吐き出して、司令室を後にする。
マ ル  「あ、補佐官! 待ってくださいよー(トリヤマを追って出て行く)」
ジョージ 「(呆れて)子供か、あの人は……」
ミライ  「(心配そうに)でも、本当に超獣が出現したらどうします?」
リュウ  「絶対に出ねぇよ。どうせ、適当な予測だろうからな」
マリナ  「(頷き)超獣の出現場所がわかると言えば、私達から注目されるとでも思ったんでしょ」
コノミ  「保育園の子供たちの中にもいますもんね。みんなに注目されたくて、ついついウソをついちゃうような子が……」
テッペイ 「(端末を扱い)一応、名古屋近辺をレーダーで調査したんですが……振動波など、不自然な反応はこれっぽっちも感知されませんでしたし……心配することはまったくないと思います」
リュウ  「ま、そうだろうな(ミライを見て)……それより、超獣の出現パターンや出現場所に法則がないか調べてみようぜ?」
ミライ  「はい。そうですねっ」
ジョージ 「じゃあ、俺は超獣が出現した場所にもう一度飛んで、念のために異常がないか調査してくるよ」
マリナ  「ジョージ一人じゃ、見落としがあるかもしれないわ。私も一緒に行く」
ジョージとマリナ、司令室を出て行く。
ミライ  「《M》けれど、ガランの出現理由などについて、結局何もわからなかった……」

●フェニックスネスト・全景
夕闇に浮かぶフェニックスネスト、次第に夜の帳に包まれる。
やがて、フェニックスネストのバックに朝日が昇り始める。

●名古屋(朝)
JR名古屋駅前の時計が、午前9時22分を指し示したとき、空が裂けてガランが姿を現す。

●司令室
コノミ  「名古屋市にガランが出現しましたっ! モニターに出しますっ!」
司令室のモニターにガランが映し出される。
ジョージ 「(驚愕)マジかよ……」
マリナ  「(同じく驚き)まさか、トリピーの言ったことが本当になるなんて……」
テッペイ 「(唖然と)しかも、超獣の出現時間までピッタリと当ててますよ……」
ジョージたち、唖然と立ち尽くす。
サコミズ 「何を呆然と突っ立ってるんだっ! GUYS・サリー・GOっ!」
一 同  「(我に返って)じ、GIGっ!」
一同、慌てて出て行く。

●名古屋
ガンフェニックスとガンブースターが、ガランへと接近する。
しかし、またもやガランは姿を消してしまう。

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